VDSって何?
VDS(Voice Delivery System)は、その名の通りWeb上で音声を利用するためのシステムです。このサイトについている「再生」ボタンを押して出てくる音声は、このVDSによるものです。VDSでは、このサイトのような音声を利用したWebコンテンツなどを簡単に利用できるようにAPIを公開しています。
VDSのもう少し詳しい説明
VDSによる音声配信の仕組みは、以下の図(クリックすると拡大します)のようになっています。
左上にコンテンツの提供者、右下にWebの閲覧者がいます。VDSは、右上にあります。Webを閲覧するのに特別に変わったことはありません。コンテンツを 配信するときには、VDSサーバを利用するための認証キーなどの情報を埋め込んでおきます。
こうして、読上げが必要になった時にVDSサーバと非同期に通信して音声をWeb閲覧者に届けることができるのです。
VDSの特長
VDSには以下のような特長 があります。
- 音声読上げ機能をもったWebサイトの構築が可能
公共機関や地方自治体のWebサイトで見かけるような、音声読上げ機能をWebサイトに実装することができます。しかも、そういった既存のものとは大きく異なり、ユーザインタフェースのデザインや読上げ箇所の指定を自由にできます。
- ユーザに特別なプログラムをインストールを求めない
これまで、音声合成を利用するためにはクライアントサイドに音声合成エンジンをインストールする必要がありました。しかしながら、VDSではサーバ側で音声合成を行いますので、ユーザが音声を利用するために特別なプログラムをインストールする必要はないのです。
- 導入・運用コストが安価
読上げの箇所の指定には、HTMLを使い、VDSサーバとの通信にはJavaScriptを使っています。どちらもWebコンテンツ制作者には一般的な技術ですので、特別な導入コストはかかりません。
VDSの主な機能
VDSのAPIを使用すると以下のようなことが可能です。
- 音声合成・出力
- 音声種別の切り替え(男性音・女性音)
- 読み上げ音量の調節
- 読み上げ音声の左右バランス調節
- 読み上げの停止・一時停止
これらは、全てJavaScriptからVDSのAPIを呼び出すことで行います。
製品版のご案内
我々は、APIを公開してVDSを無償でご利用いただけるサービスを提供いたします。このサービスには、一度に読み上げられる文字数の制限などを設けます。それらの制限にとらわれることなく、音声読み上げを行うことができる有償のVDS製品版を提供する予定です。詳細については上のメニューの「お問い合わせ」からメールでご質問ください。
(※ VDS製品版では、仕様の一部が変更になる可能性があります)
(※ VDS製品版では、仕様の一部が変更になる可能性があります)
製品版の概要
- 音声ASPサーバをご提供(無償トライアル版)
- JavaScriptで実装可能な音声合成API を公開
- 運用にかかる費用は月額利用料のみ(予定)
- 対応ブラウザは、IE6,7、Firefox2、Safari、Opera(対応予定)
想定される導入効果
Webアクセシビリティの向上(CSR)
VDSをJIS X8341-3をはじめとするアクセシビリティガイドラインに沿って利用することで、Webページのアクセシビリティ向上に役立てることができます。
また、間接的な効果としてアクセシビリティへの配慮により、高齢者、障害者等をターゲットにした効果的な情報提供が可能になります。
新しいサービス・価値の創出
Webコンテンツは、文字や画像、動画など視覚的な情報が中心ですが、VDSを利用することで音声情報を簡単に提供できるようになります。高齢者、障害者はもちろん、それ以外の人にとっても、新しいユーザ経験をもたらすことができるでしょう。
Voice Delivery System(VDS)可能性・近未来図
Google Mapsなどをはじめとする他社公開APIと合わせてマッシュアップ(複数の異なるAPIやコンテンツを複合させて新しいサービスを形作ること)の構築をすることが可能です。
パソコンの画面が読みづらい人に多く使われてきた音声合成システムですが、VDSを通じて、より多くの人たちに音声合成が利用されることを期待しています。
パソコンの画面が読みづらい人に多く使われてきた音声合成システムですが、VDSを通じて、より多くの人たちに音声合成が利用されることを期待しています。

我々が想像しているVDSの未来像についても、触れておくことにしましょう。
上に示した図のように、通常、音声合成機能を持たない電子機器でもネットワークにつながることで、VDSにより音声合成を利用することができるようになります。
家電品や携帯端末、ゲーム機器などでも使えるものとなるよう、今後も開発を継続していきます。





